森と木陰の家

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「…どうしようかなぁ」

月も天高く、草木も眠る丑三つ時。
SHC(スィートホームカンパニー)の薄暗い事務所の一角に灯りが一つ。
頭をかかえて悩む森国人、黒崎の姿がそこにあった。

先日、応募でSHCの事務員になったのだが
建築関係は昔教わった知識だけでいざとなると設計図がなかなか決まらない。
しかも、初めての仕事が自分の家の建築である。
理想とする家は浮かぶのだが…

「今度ソウイチローさんにあうのよねー。なんとかそれに間に合わせなきゃー!」

指輪を、プロポーズをされたい為だけに寝る間を惜しみ、悩みに悩みグルグルしながらも
かつて、自分の家だった建物を思い浮かべる。

「あの時も、こうやって構図を考えてたっけ…」

今となってはとてもいい家だったとおもう。
よけの森の傍にたてればきっと素敵な家になるだろう。
森の緑に映えて、さんさんと光が射した明るい家
思い出を胸に、黙々と設計図を書き続ける。

そうして時は過ぎ、東の空が白んでも事務所の灯りは消える事がなかった。

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「うーん。気に入ってくれるかしら~。それだけが心配…。」

トンテントンテン、建ち上がっていく己の家になるものを眺めつつ、多少不安になった。
この日のためにマイルも貯めた。色や内部、設置する家具まで決定して、手筈も整っている。
あとはソウイチローの決定だけ…。

「むきょー!!」

返事を想像しつつ、奇声をあげ悶えてる黒崎に大工たちは「あーまた始まった」と呆れている。
そんな声が木霊するよけの森のほとりであった。





 

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えーと、こっちのはず…
目印として紹介されたよけ病院から川を越えてっと。
こちらの、なだらかな坂道をいけばいいのかな…あ、すでに見えてる。
散歩気分でゆっくり向かっていく。
森国特有の、木々の香りいっぱいの風が心地いい。
日当たりもいいし、いい場所。
緑の屋根は、森の色を意識してかな?

”こんにちはー”
「いらっしゃーい、道に迷わんかった?」
”ううん、すぐわかった。
で、今日はおうち見せてもらおうと思ってきたんだけど…”
「うん、それはきいてたけど、どうしたの?」
”こ、こんど家買おうと計画してるから、参考までに”
「うひひひ、りょうかーい。んじゃ案内するね」
”よろしくお願いしまーす”

玄関を入って、廊下からすぐ見えるのは和室。
「畳とこたつもほしかったんよー」
”あはは、こたつは幸せだよね”
「それと、来客時はこの部屋に泊まってもらうんだ。
押し入れには来客用ふとんとか入ってるよー」
”なるほど。そのへんは和室の方が便利だもんね”
「洋室だとベッド必要になるから大変。
で、今の廊下のつきあたりからと、和室の両方から、こっちの部屋に入れるの」
広いLDK、こちらはさっきの部屋とはがらりと変わって洋室。
”外から見たときも思ってたけど、日当たりいいねー”
「でしょー、この部屋もだけど、窓を大きくとってるから日当たりはばっちり」
”森の景色もいいしね”
「うん!」
食後はリビング側に移動してソファでごろごろするのもよさそう。
ひなたぼっこもいいかなと思ったけど、それなら外のがいいのかな。
庭にテーブルと椅子置くのもいいなあ。

”どうもありがとね”
「それじゃ2階もいこっか」
”いいの?”
「うん、参考にするんならね。寝室だけはごめん」
”それは、遠慮しときます”

玄関のところまで戻って階段を上ると
”あ、ここベランダなんだー”
「そうなんよ。出てみる?」
”ぜひぜひ”
「廊下からと、あと書斎から直接出ることもできるんだ」
ベランダは、ちょうど玄関のすぐ上にあたるところ。
「ここ、夜は星がきれいだからね」
”うんうん。周囲が明るすぎない環境だから、星も多そう。
気分転換にもよさげだね”

「でもって、書斎が廊下の両脇に2箇所。
片方は、さっきのベランダにすぐ出られるところね」
”なんでー?”
「にゃー、ひみつ!」
”……あ、将来の子供部屋!”
「きのせい、きのせい!!_」
大正解の様子。
どちらの部屋の本棚も、すでに本でいっぱい。
机も部屋毎にあるから今はほんとに両方の部屋が書斎の様子なのです。
これ整理するとき大変だろうなあ。

「こっから先は寝室なので、紹介はこれまで」
”ええと…参考までに寝室の広さは?”
「下の洋室と同じ」
”それは広いやー。寝室というか、プライベートルーム?”
「そんな感じかな」
図面だけ見せてもらう。
ふむふむ…ほんとに広いなあ。

”それじゃ、どうもありがとー”
「うん、今度は普通にお茶しにきてね」
”そうする。いろいろ参考になりました”
「ならよかったー」

広い空間を、ひとつひとつの部屋をゆったりつくることで
落ち着いた雰囲気を作り出してた、そんな感じ。
だから、実際の面積ほど「広い!」って感じがしない、不思議なことに。
あとなにより静かなところがポイント。
ベランダや縁側、リビングと、外にでられる場所が多いのもいいかな。
気候のいい森国らしい、ステキな家なのでした。

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L:緑と木陰の家={
 t:名称=緑と木陰の家(施設)
 t:要点=黒崎克耶、ソウイチロー・黒崎、拓けた森のそば
 t:周辺環境=海法よけ藩国
 t:評価=住み易さ19
 t:特殊={
 *家の扱い =個人所有アイテムとして見なし、海法よけ藩国に設置する
 *家の現在の状況 =NWCに芝村が居る場合、
  1マイルで今現在の家の状況を聞ける
 *家の住人 = PLACEおよび、個人ACEを住人として配置できる
 *家の床面積 = 200㎡とする
 *家の構造  = 2階建て
 *家の特殊効果1=この家の中で行なう生活ゲームは10%割引になる。
 *家の特殊効果2=調べものをする場合、+2の修正を受ける
 *家の特殊効果3=明るいことでACEは少し気分がよくなる。優しさに+1補正
 *家の特殊効果4=電話が設置されている。3分3マイルで個人ACEと会話ができる。

 →次のアイドレス:ソウイチローの秘密の本(イベント)・ソウイチローのパイロット復帰(イベント)・小さなブランコ(施設)・世界樹の芽(施設)
 }

配置家具:住みやすさ:基本14+家具5=19
  
特注ベッド:2       ムードライト:0       子宝の置物:0       fvbの花時計:3


【証明になる物(ログURL、又はログの抜粋など)】
http://blueblueblueblue.at.webry.info/200503/article_3.html
【仕様書】
SHC
http://www8.atwiki.jp/sweethome/pages/66.html
元の仕様書
http://www38.atwiki.jp/blueblueblue/pages/29.html
【設計図】
http://blueblueblueblue.at.webry.info/200503/article_2.html

【備考】

【藩国の地形気候設定URL】
http://nyan2.amatukami.com/bbs/data/2592.jpg
F-1:黒崎邸
家の場所はよけ病院から川をこえた風通しがよく日当たりのよさそうな森のそば
病院まで比較的近めの場所

海法よけ藩国藩王として、黒崎さんに、地図の位置における家建設をみとめます。
2008.04.22 海法 紀光

(外観内観その他、SS:黒崎 見取り図:松井さん SS:日向美弥さん)